読んだ本
内容メモ
コンピュータの性能がどんどんよくなるにつれて、現在のホワイトカラーの仕事はどんどんコンピュータがこなした方が効率がよくなってくる。 ホワイトカラーの上の「クリエイティブ・クラス」になることが重要。
コンピュータの能力はどんどんあがるが、モチベーションは(いまのところ)人間にしかない性質。
クリエイティブ・クラスは事務能力が高いホワイトカラーに比べて、高い専門性とモチベーションを持って行動する。
クリエイティブクラスには専門性が必要 そのために研究が重要。
5つの質問
- それによって誰が幸せになるか
- なぜいま、その問題なのか。なぜ先人たちにはそれができなかったのか
- 過去の何を受け継いでそのアイデアに到達したのか
- どこに行けばそれができるのか
- 実現のためのスキルは他の人が到達しにくいものか
重要なこと
- 言語化する能力
- 論理力
- 思考体力
- 世界70億人を相手にすること
- 経済感覚
- 世界は人間が回しているという意識
- 専門性
天才でなく変態
変態=レンジの広い専門性
「独善的な利他性」 これは世の中にとって良いものになるに違いない。
感想
幅広さと深さを同時に持った専門性を身につけることの重要性を感じました。
また、完全に区別できるものではないが幅広さを支えるのは好奇心・行動力、深さは思考体力・熱中度が重要という理解をしています。
巷では、コンピュータに仕事を奪われるなど言われているが、 個人的にはコンピュータの力を借りながら幅広く、そして深く問題に取り組めるようになっていくべきだというのが個人的な考えです。
これからは(これからも)自分の周りの問題に対して、どれだけ熱中してのめり込んでとりくめるかが勝負の時代になっていきます。
自分がどこに興味があり、解決したい問題はなんなのかとことん考える必要性を突きつけられたとても良い本でした。