Diátaxis というドキュメントフレームワークについて
こんにちは、 @kz_morita です。
社内のドキュメントについて色々と調べていたときに Diátaxis というフレームワークがあるのを知ったので紹介します。
Diátaxis について Diátaxis はテクニカルドキュメントのフレームワークです。
Diátaxis 以下の4つの構造からなります。
TUTORIALS HOW-TO GUIDES REFERENCE EXPLANATION TUTORIALS いわゆるチュートリアルです。 実際に手を動かして、学ぶコンテンツになります。 内容を詳細に説明するというよりは、説明したい対象を理解するために手を動かして学ぶ系のコンテンツです。
HOW-TO GUIDES ある特定の問題や、結果に向かっての手順などを示すものです。TUTORIALS が学習に重きをおいていたのに対し、HOW-TO GUIDES は目的指向です。
〇〇する方法といった形で、実現したい目標に対してどのように達成するかの手順を示します。 システムを使用するユーザー目線でのユースケースについて書かれます。
REFERENCE REFERENCE はシステムの技術的な説明と操作方法を記載します。
こちらは情報指向で、よくある API Reference などがこちらに当たります。 こちらが満たすべきこととしては、曖昧さがなく明確なことや、意見などを含まず中立的に書かれていることです。
EXPLANATION EXPLANATION は、システムの理解を深めるために記載されます。 システムについてより詳しく理解するために、談話的に書かれます。
ちなみに公式サイトには、
(one could say, explanation is the only kind of documentation that it might make sense to read in the bath)
と書かれていて、お風呂の中で読むのに唯一価値があるものとありました。