Python の Enum の使い方
こんにちは、 @kz_morita です。
今回は Python での Enum の使い方についてメモをします。
はじめに プログラミングにおいて、関連する定数をグループ化して扱いたいケースは頻繁に発生します。Python 3.4 から標準ライブラリに追加された Enum クラスは、こうした用途に最適なソリューションを提供します。この記事では、Python の Enum の基本から応用、さらには StrEnum や IntEnum などの派生クラスまで、実用的な例を交えて解説します。
目次 Enum とは 基本的な使い方 Enum のメソッドとプロパティ IntEnum - 整数との互換性 StrEnum - 文字列との互換性 Flag と IntFlag - ビット演算のサポート auto() 関数の活用 Enum のカスタマイズ 実践的なユースケース パフォーマンスと注意点 まとめ 1. Enum とは Enum(列挙型)は、名前付きの定数値のセットを定義するためのクラスです。Python における Enum は、関連する値のグループを表現し、タイプセーフな方法でそれらの値を扱うことができます。
from enum import Enum class Color(Enum): RED = 1 GREEN = 2 BLUE = 3 Enum を使用することの主な利点は: