JDK を読む
この記事は スタンバイ Advent Calendar 2022 の 19 日目の記事です
はじめに これまでに、Kotlin や Scala などの JVM 言語を使用して開発を行ってきました。 そのため JVM にはお世話になってきたのですが、恥ずかしながらちゃんと中の仕組みなどをあまり把握できていません。
特に、パラメータのチューニングやデバッグなどまだまだ感覚的にやっているところも多く、この辺りの理解を深めたいというモチベーションがありました。
今回は、Advent Calendar で良い機会なので今回は jdk のソースコードを読んでいこうかなと思います。
対象のソースコードは、OpenJdk で 12/11 時点の master ブランチを読んでいこうと思います。
https://github.com/openjdk/jdk/tree/a37de62d9ddadf1490ee59bd03224e8cea70a75b 筆者の環境は、intell の macbook で、macOS Big Sur になります。
読むための準備 いきなり読み始めても良いのですが、手元で動かせるようにしておきたいためまずは build していきます。
公式の buildng.md に JDK のビルド方法が書かれているためこちらに沿って準備していきます。
手順としては以下の通りです
ソースコードの取得 configure実行 make 実行 ソースコードの取得 まずソースコードの取得ですがこちらは repository から clone してきます。
$ git clone https://git.openjdk.org/jdk/ configure 実行 次に、configure ですがクローンしてきたディレクトリで以下のコマンドを叩きます。