『The Engineering Leader』を読んだ
こんにちは、 @kz_morita です。
今回は、『The Engineering Leader』という本を読んだので感想を書いていきます。
書籍について 『The Engineering Leader』は、O’Reillyから発行されている、エンジニアがリーダーシップを身につけるための実践的な書籍です。 今回はこの AI翻訳版を読みました。(以降目次など和訳されたものになります)
https://learning.oreilly.com/library/view/ji-shu-rida/9798341632585/
全体の目次 序文・導入部分 第1節:キャリアの決断と自己成長 第1章:キャリアの決断と最適化 第2章:キャリア目標のセットと実行 第3章:成長を受け入れる 第4章:前進する 第2節:セルフマネジメント 第5章:自身のエネルギーを管理する 第6章:自分の役割を定義し、適応させる 第7章:リーダーシップの幅を広げる 第3節:チームを拡大する 第8章:目からウロコの採用 第9章:人々を成功に導く 第10章:ベンチを作る 第11章:使命と戦略 第12章:戦術と実行 第13章:改善を推進する 第14章:良いこととはどのようなものか 感想など 現在チームリーダーのような役割をになっていますが、リーダーとしてどうすれば良いかは常に付き纏うテーマなため読んでみました。 本書は3つの主要セクションに分かれており、それぞれ自分自身のキャリア、セルフマネジメント、そしてチーム構築に焦点を当てています。
第1節:キャリアの決断と自己成長 この節では、リーダーとしての成長の第一歩として、自分自身のキャリアについて意識的に考えることの重要性が説かれています。
特に印象的だったのは以下の点です:
キャリアについての決断を「レンタル」と「バイイング」の視点から考えるフレームワーク 自分が何を望み、どうすればそれを手に入れられるかを批判的かつ計画的に考えることの重要性 フィードバックを受け入れることが成長への第一歩であり、その過程は必ずしも快適ではないこと 組織が機能不全に陥っているときの「対処法」が、実際は長期的なスキル向上につながらない可能性があること 著者は、「あなたのキャリアにとって何が正しいかは、あなた自身にしか分からない」という大前提から、自己認識の重要性を強調しています。自分の制約、リスク、変化への欲求、好き嫌いを理解することが、効果的なリーダーシップの土台となります。
第2節:セルフマネジメント リーダーとして成功するには、まず自分自身を効果的に管理する必要があります。この節では、セルフマネジメントの具体的な方法が解説されています。
重要なポイントは:
自己管理とは、チームにとって効果的なリーダーとなるために、自身の役割を自己調整し定義する作業 「重要だが緊急ではない」戦略的な仕事のための時間を確保することの重要性 短期的なプレッシャーと長期的なインパクトのバランスを取る方法 リーダーシップスタイルを状況に応じて適応させ、幅を広げることの必要性 特に「優れた戦略は、壮大な構想ではなく、現実的で、具体的で、近接したもの」という視点は実践的で、すぐに取り入れられるアドバイスだと感じました。
第3節:チームを拡大する 最後の節では、チーム全体の成長と効果的な運営に焦点が当てられています。
印象的だったのは:
採用プロセスを標準化し、感覚ではなくデータに基づいて決断を下すことの重要性 チームメンバーの「帰属意識」と「達成感」が互いに影響し合うこと ミッション、戦略、戦術の各レイヤーがチーム機能の異なる側面に対応していること チームの「ベンチ」(人材の深さ)を構築することの重要性 特に「戦略なしに戦術を追加すると、価値が見出せないプロセスの精巧なパフォーマンスになる危険性がある」という指摘は、多くの組織で見られる問題を的確に表現していると思いました。