こんにちは、 @kz_morita です。 Python のパッケージ管理ツールである pip で、依存関係を解決してパッケージをインストールする方法についてメモします。 --upgrade-storategy オプション 依存関係もまとめてアップデートするには、--upgrade-storategy オプションを使います。 $ pip install --upgrade --upgrade-strategy eager <パッケージ名> ちなみに、--upgrade-strategy オプションには以下の値が指定できます。 only-if-needed: 依存関係のアップデートは行わない eager: 依存関係も含めてアップデートする デフォルトは、only-if-needed です。 まとめ 今回は pip の --upgrade-strategy オプションを使って、依存関係も含めてパッケージをアップデートする方法について紹介しました。 あまり使う機会なさそうですが、依存関係を含めてアップデートしたい場合に覚えておくと良さそうです。

こんにちは、 @kz_morita です。 Python 周りの環境を構築したりしているなかで、 oscrypto で以下のようなエラーが発生しました。 oscrypto.errors.LibraryNotFoundError: Error detecting the version of libcrypto 上記エラーのの原因調査と回避方法についてまとめます。 原因 原因は以下の Issue にかかれています。 https://github.com/wbond/oscrypto/issues/75 https://github.com/wbond/oscrypto/issues/78 oscrypto ライブラリから、OpenSSL の 3.0.10 以降のバージョンを認識できないことが原因です。 実装自体は以下の Pull Request で解消されています。 https://github.com/wbond/oscrypto/pull/76/files ↓コードが openssl のライブラリを正規表現で判定するところですが、1桁しか判定できないようになっていたっぽいです。 version_match = re.search('\\b(\\d\\.\\d\\.\\d[a-z]*)\\b', version_string) master ブランチにはすでにマージされていますが、まだ PyPI にはリリースされていないので、pip install で最新版はインストールできません。 回避方法 回避方法としては、github の master ブランチの commit hash を指定して pip install すれば大丈夫です。 requiments.txt を使っている場合は以下のようにして特定の hash の commit を指定できます。