『Prompt Engineering for LLMs』を読んだ
こんにちは、 @kz_morita です。
O’Reilly から出版された『Prompt Engineering for LLMs』を読みました。
書籍について Prompt Engineering for LLMs という本で、こちらは、洋書ですが、5 月に翻訳本も出るそうです。
https://www.oreilly.co.jp/books/9784814401130/ 日本語訳された目次は以下の通りです。
Ⅰ部 基礎 1. プロンプトエンジニアリング入門 2. LLMを理解する 3. チャットに移動する 4. LLMアプリケーションの設計 Ⅱ部 コアテクニック 5. プロンプトの内容 6. プロンプトの組み立て 7. モデルを飼いならす Ⅲ部 技術のエキスパート 8. 会話型エージェント 9. LLMワークフロー 10. LLMアプリケーションの評価 11. 先を見据えて 感想 まず、おさらい的な意味でこれまでの LLM の発展について書かれているのがよかったです。 ネット上で最新の情報は手に入れやすいですが、これまでの流れが把握できるのは本ならではで良い部分かなと思いました。
また、単純にプロンプトエンジニアリングだけでなく、LLM を含めたアプリケーションの設計や評価についても触れられていて、プロンプトエンジニアリングを学ぶ上での全体像がつかめる内容になっていました。
たとえば、赤ずきん原則といって、訓練データや見慣れたドキュメントのフォーマットにそって設計すると安定するなどの Tips が書かれています。
プロンプトの Tips 集というだけではなく、LLMアプリケーションの設計全体を体系的にみれるのがよさそうでした。一度よんで理解しきれなった部分もあるので、何度か読み返してみたいと思います。