『いかにして問題をとくか』を読んだ

2023年1月22日 engineering

こんにちは、 @kz_morita です。

今回は,『いかにして問題をとくか』という本をよんで面白かったのでその感想などを書きます.

本の紹介

『いかにして問題をとくか』| 丸善出版

↓ Amazon リンク

いかにして問題をとくか-G-ポリア

この本は,原著が 1945 年に観光されたかなり歴史のある本で,数学の問題を解く際にどのような考え方をすればよいのかという問題解決に焦点を当てた本になっています.

きっかけとモチベーション

問題解決に取り組む際のフォーマットを自分の中に作りたいという思いがこの本を読むきっかけでした.

今までの自分がやらかしたときの行動を振り返ると,以下のような傾向がありました.

  • よさそうな解決策にすぐに飛びつき手戻りが発生する
  • 解決はしたもののそれが暫定的なもので別の問題を引き起こす
  • 似たような解決策が既存にされていて車輪の再開発になる

実際に何かの問題を解決する際に,どのような方法で問題に取り掛かるのかといったことを自分の中でフォーマット化することにより未知の問題に対してスムーズに取り掛かれるようになるべく読み始めました.

読んだ感想

この本は全体的に,数学の問題に対してどのように取り組むべきかということについて書かれていますが,内容はそれ以外の日常の (特にエンジニアの業務) に応用できるものだと思いました.

未知の問題に対してどのように取り組むか,どのように問題を深く理解するかについてが書かれています.

問題に慣れ,より深く理解し,計画を立て,実行し,振り返るといった各プロセスで何を行うのかという点が非常に参考になりました.

一番参考になったところは問題を深く理解するという点で,未知なものは何か?与えられているデータは何か?条件は何か?といった問いかけが非常に重要なことを学べます.

読もうと思った自身の課題についても解決できそうに感じていて,特に 第 Ⅱ 部の対話という章では,まさに自分が求めていた問題解決のフォーマットが得られる形式でかかれていました. また,第 Ⅲ 部は辞書的な使い方ができるようになっているため定期的に読み返したくなります.

自分は,よさそうな解決策にすぐに飛びつき手戻りが発生する ということを特に良くやりがちなのですが,対象の問題を深く理解する方法について学べたので実務にも活かせそうです.

まとめ

今回は,『いかにして問題をとくか』という本を読んだ感想を書きました.個人的にかなり刺さった本でかなり実用的だなというのが率直な感想です.

これからも定期的に読み返したい一冊でした.

この記事をシェア