『スタッフエンジニア マネジメントを超えるリーダーシップ』を読んだ

2023年5月28日 engineering

こんにちは、 @kz_morita です。

今回は、発売前から気になっていた以下の本を読んだので感想などを書いていこうと思います。

『スタッフエンジニア マネジメントを超えるリーダーシップ』

本の概要

この本は、ソフトウェアエンジニアのマネジメント職ではないキャリアパスとしてスタッフエンジニア (超上級エンジニア) が紹介されています。 スタッフエンジニアになるためにどのようなスキルが必要化という点や、実際にスタッフエンジニアとしては垂らしている人のインタビューが掲載されていました。

目次は以下のとおりです。

■第1部 スタッフとして活躍するために
・第1章 全体像
・第2章 スタッフとしての役割
・第3章 スタッフプラスの肩書を得る
・第4章 転職を決断する

■第2部 スタッフたちの実像
・第5章 スタッフエンジニアのストーリー
・第6章 最後に
・補章  スタッフになるための情報源

・解説 by 増井雄一郎
※公式サイトより

感想

エンジニアとしてどのようなキャリアを歩んでいきたいかということを考えたときに、方向性としてマネジメントとスペシャリストという2つが思い浮かびます。 なんとなく、スペシャリストとしての道を進みたいと考えていたのですがその先の具体的なキャリアパスなどはあまりイメージできていない状態でした。

この本は実際にスタッフエンジニアとして働いている人のインタビューが載っておりどのようにその職についたのか、またどういったことが評価されてスタッフエンジニアとしての職についたのか、参考になる部分が多かったです。 読んだ印象としては、どの人も会社や他の人の生産性を上げるため、つまり会社全体に対する大きな貢献をしたことがきっかけになるケースが多く見受けられました。 このような他の上級エンジニアの人の話など聞く機会は少ないため参考になりました。

また、スタッフエンジニアにおける一般的な4つのアーキタイプの話が興味深かったです。

アーキタイプについては、下記のサイトでも紹介されています。

それぞれ、以下の4つです。

  • テックリード
  • アーキテクト
  • ソルバー
  • 右腕

詳細は本や先程のサイトが非常に参考になりますので参照してみてください。

このような名称と役割を知れたということが個人的には非常によくて、自分がどの方向性を目指すのか、どの方向性の役割に対して特にモチベーションが高いのかということを考えるきっかけになりました。

自分がどのようなスキルを磨いてどのようになっていきたいのかと言う観点で非常に参考になります。

さいごに

自分のキャリアパスについて考える際に非常に参考になる本でした。 定期的に読み返して、自分がどの方向性に向かいたいのか考えていきます。

おすすめできる対象の人としては、エンジニアとして数年経験してきたけど IC としてさらに上級のエンジニアを目指したいといった人になるかなと。
非常に刺激になりますし、キャリアを見直すきっかけとなる良い本になるのではないかと思います。

この記事をシェア