『チーム・ジャーニー』を読んだ

2024年11月10日 engineering

こんにちは、 @kz_morita です。

今回は、『 チーム・ジャーニー 逆境を越える、変化に強いチームをつくりあげるまで 』という本を読んだので、その感想を書いていきたいと思います。

書籍につい

『チーム・ジャーニー 逆境を越える、変化に強いチームをつくりあげるまで』という書籍で翔泳社から発売されています。

推薦のことば
・私たちは他者を必要としている|宇田川元一
・その先へ!Beyond the Agile|新井剛

第1部 僕らが開発チームになるまで─1チームのジャーニー

□単一チーム 基本編
・第01話|グループでしかないチーム
・第02話|一人ひとりに向き合う
・第03話|少しずつチームになる
・第04話|チームのファーストを変える

□単一チーム 応用編
・第05話|チームをアップデートする
・第06話|分散チームへの適応
・第07話|チームの共通理解を深める
・第08話|一人の人間のようなチーム

第2部 僕らがプロダクトチームになるまで─複数チームによるジャーニー

□複数チーム 基本編
・第09話|塹壕の中のプロダクトチーム
・第10話|チーム同士で向き合う
・第11話|チームの間の境界を正す
・第12話|チームの境界を越えてチームをつくる

□複数チーム 応用編
・第13話|チームとチームをつなげる
・第14話|クモからヒトデに移行するチーム
・第15話|ミッションを越境するチーム
・第16話|ともに考え、ともにつくるチーム

付録 リーン・ジャーニー・スタイルのプロダクト開発

書籍としては全体的に、ストーリー仕立てになっていてチームがチームとして機能するためのどのように成長するかという物語が書かれています。

感想など

書籍を読むきっかけとしては、今のチームの PdM の方におすすめだよと教えてもらったのがきっかけでした。

書籍を通してですが、チームが機能してくまでの過程をストーリー仕立てで読めるので非常に面白かったです。 また、チームの成熟度に応じてチームの課題に対してどのように対処していくかという形式で話が進みます。 特に登場人物やチームの問題の解像度が非常に高く、あぁこんな人いたなぁとかこんな問題よくあるよなぁというのが非常に共感できる部分が多かったです。 そのため、今自分が所属しているチームがどのくらいの段階にあるのかというのを考えながら読むことができるのがよかったです。

載っている内容も非常にいいことが多く、たとえばワークショップ症候群になるなという話などもでてきて刺さる部分が多かったです。 ワークショップ症候群とは、ドラッガー風エクササイズなどワークショップをやったことで問題が解決したと思い込んでしまうことを指します。 こういった話は非常にリアリティがあり、とりあえずワークショップをやろうとするのはよくあるよなぁと反省しながら読み進めました。

ストーリー仕立てとはいえ、リアリティが非常に高いので今のチームの状況と照らし合わせながら読むことでどういう改善ができるかということに非常に役立ちそうです。

チームについて考える時に、この本をリファレンスとして問題に立ち向かっていけそうだなと思います。 今の自分にとってとても学びがある本でした。

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